2018-03-20 第196回国会 参議院 内閣委員会 第3号
せめて、私たち議員が住居部分で恩恵を受けているぐらいの住宅政策というものを多くの人たちがこれ住宅政策として受け取れるような状況にならなきゃ、これハウジングプアという状態も、ワーキングプアという状態も、少子化という問題も、これ解決できないと思うんですね。 ハウジングファーストと言われるように、人が生きていくには、まず安定した基盤としての住まいが何よりも重要。住まいは権利です。
せめて、私たち議員が住居部分で恩恵を受けているぐらいの住宅政策というものを多くの人たちがこれ住宅政策として受け取れるような状況にならなきゃ、これハウジングプアという状態も、ワーキングプアという状態も、少子化という問題も、これ解決できないと思うんですね。 ハウジングファーストと言われるように、人が生きていくには、まず安定した基盤としての住まいが何よりも重要。住まいは権利です。
松山大臣、現在、広い世代にわたってハウジングプア、住まいの貧困が広がっています。安倍内閣にその問題意識というのはあるのでしょうか。
私は、二〇〇九年に「ハウジングプア」という書籍を発行いたしまして、この中で、国内において住まいの貧困が広がっていると、狭い意味のホームレスだけではなくて、例えばネットカフェに暮らしているとか、二十四時間営業のファストフード店にいるとか、カプセルホテルやサウナにいるとか、あるいは友人宅に居候しているとかいったような、路上一歩手前の人たちが広がっているんじゃないかという点について問題を提起してまいりました
しかし、参考人が提唱されているようなハウジングプアというところから見ないといけないんじゃないですかということは先ほどお伺いしました。
私は、二〇〇九年に「ハウジングプア」という書籍を記しまして、その中で、住まいの貧困が広がっているのではないかということを問題提起いたしました。 資料にありますように、逆三角形の図で説明しているんですけれども、貧困ゆえに居住権が侵害されやすい状態にある方が世代を超えて広がっている。
もう一つは、ネガティブ、ちょっと表現は難しいんですけど、ネガティブなもので、ネットカフェやタコ部屋よりはましだが、ハウジングプアを食い物にする貧困ビジネスとして批判されているもの。しかし、どちらも、程度の違いはあれ、いずれの側面も有しているというのがこの問題の難しい点だと思います。
この十二日に院内で開催されたハウジングプアの集会で、居住者からの証言がありました。千代田区に行って相談した、区の職員が一緒に行って、宿泊所みたいに紹介し、部屋を確認の上、立ち会いのもと、契約書にサインした、こういうことを言っておられます。区の職員も、居住用の物件として扱っていたと、環境が極めて悪いことは把握している。また、ある女性は、事業者に何を最初に言われたか。
一方で、都市の住環境は悪化の一途をたどっており、〇九年のリーマン・ショック後注目を集めたハウジングプア問題は未解決のままですし、都市部の公営住宅の応募倍率は年々上昇していることが明らかになっています。
○渕上貞雄君 法案に盛り込まれている家賃等弁済情報提供事業について、家賃滞納者のブラックリスト化を容認したものでありますが、悪質とは言えない家賃不払の履歴によって民間賃貸住宅市場から締め出され、住宅の確保ができなくなるハウジングプアを増大させるのではないかと思われるんですが、情報漏えいなどの懸念や不安が寄せられております。
非正規、派遣切りが横行し、職を失った途端に住居も失うなど、先ほど述べたハウジングプアという言葉も使われるようになったわけであります。まさに生存権が奪われるという事態が一層進行したのが今日の現状ではないかと考えます。 したがって、今政治に必要なのは、生存権を脅かされている事態を解消する対策が求められているのではないかと考えますが、総理のお考えをお聞きしたいと思います。
私は、その意味で、ハウジングプアなどという言葉が死語になる、そういう当たり前の社会をつくるために決意を申し上げて、質問を終わります。
○国務大臣(金子一義君) ハローワーク等々で一元的に、どこが空いていると、どういう仕組み、方法がありますというようなことを厚生労働省とも協力しながら、なるべくこういうハウジングプアの方々に直接どこへ行けば相談できるというようなアクセスを容易にしたいと思っています。
そうすると今度は住所がないわけですから、再就職のときに住居がないからまた職が得られないと、こういう悪循環、これが最大の問題だと、ハウジングプアについては思っております。
次に移りまして、ハウジングプアという話をさせていただきたいと思います。 ワーキングプアという働いても非常に貧しいという方々の話がずっとこの数年話題になりましたが、今マスコミの方に出ていますのが、家がない、住まいの貧困ということでハウジングプアという言葉も出ています。
だから、ハウジングプア対策を強化する必要があるかと思っております。 それから、高等教育の無償化が必要だろうと思っています。貧困家庭で育つ子供がまた貧困になっております。今、日本は義務教育までは無償化されていますけれども、中学を卒業して働けるところというのは限られているわけですね。そういう人たちが高校とか大学に行こうと思ってもなかなか行けない状態になりつつあります。
これは、先ほど言いましたワーキングプアとハウジングプアが合体した形になりますから、極めて重要ですから、私は、やり方についてはもちろん現場に任せます。ただ、そういう視点を持って、住宅というところを切り口にやっていただきたい。 そうやっていただくと、恐らくこの間の大臣の御答弁は、例えばホームレスの皆さんについては福祉的側面から、旧厚生省の担当でいろいろな施策があったと。
先ほどの答弁の中でも、大臣は国のセーフティーネット政策はしっかりやるんだというふうに御答弁でありますが、果たして、現下において、働く者の住宅の問題、よくワーキングプアという言葉が使われますが、今やその方たちは同時にハウジングプア、住まう場所がないというような事態に同時に直面せざるを得ない時代がやってきておると思うわけです。